【英語学習】継続の秘訣【いつも挫折するあなたへ】

英語学習が続かない」「モチベーションがすぐ下がってしまう」「すぐ勉強をやめてしまう自分にうんざり

こんな悩みを抱えていないでしょうか。英語学習は、「継続がすべて」と言っても良いくらい、とにかく続けることが大事です。一方、「やる気満々で英語学習を始める」→「次第にやる気が下がって勉強をやめる」→「自分が嫌いになる」という負のループを続けている人も多いと思います。

そんな方々にお伝えしたいのは、下記の3点です。

・「やる気満々が続く」というのは幻想だということ(やる気探しの旅は終わらない
・「やる気には周期がある」ということ(やる気がない時は必ず来る
・「自身の根底となるモチベーション」と向き合うことが大事だということ(やる気がない時を乗り切る方法

本記事では自身の経験も交えて、やる気とモチベーションの付き合い方について説明してきます。「英語学習を継続させたい」という方は是非最後までご覧くださいね。継続の”ヒント”が見つかるはずですよ。

やる気の「幻想」

やる気満々は続かない

【やる気の源泉】壮大な夢を描こう【だから頑張れる】でも述べた通り、継続的なモチベーションを得るには、英語を通して自身が将来どのような生活を送りたいか、どのような人生にしたいか、という理想を明確にすることが非常に大切です。逆にこれがないと、長い学習の途中で、英語学習を行う意義を失い、挫折することになります。

一方、英語学習に対して強烈な動機付けを持った人が、いつもやる気満々で学習できているか、というとそういう訳ではありません

ここが英語学習で挫折する人が勘違いしてしまうポイントの1つで、「やる気が出ないのは、自分の気持ちが固まっていないからだ」「志があれば、無我夢中で学習できるはず」「集中できないのは決意が足りないからだ」という風に考えてしまいます。

ここで一つ私の経験を紹介しますね。

やる気探しの旅(経験談)

「めちゃくちゃ努力して語学を短期間でマスターした人のドキュメンタリーを見て、やる気スイッチがオン。その人の姿を自身と重ねながら、しばらくの間、英語学習に没頭するもやがて当初のモチベーションは無くなり、自分とその人が違うことを悟る。」

「その後しばらく時間をあけてから学習を再開。ただ、モチベーションが上がらずに、いまいち集中できない自分に納得がいかない状態が続く。みなぎるやる気で学習に打ち込めた当時の感覚が忘れられず、自分に決意させる”何か”を探し、ネットや書籍で情報を探し回る

「”これで人生変わった”系のエピソードを見て、一時的にやる気が上がり、学習に取り組むも長続きせず。”もっと集中して学習できるはず”という幻想から抜け出せず、自分が変わるきっかけになる”何か”を探し続ける」

やる気探しの旅に出かけた私は、しばらく帰ってくることはありませんでした。

私の問題は何だったのでしょうか。それは、「適切な動機付けさえあれば、高いやる気を維持したまま学習ができるはず」という”幻想”を描いていたことです。過去の偉人、例えば夏目漱石も福沢諭吉も、「あぁ~今日はやる気がしないなぁ」なんて思いながら、それでも強烈な志(こころざし)なり使命感なりに突き動かされてやるべきことをやっていた、という日もあると思います。いわんや、我々一般の人が毎日毎日、みなぎるやる気と共に勉強を続ける、なんて幻想でしかありません。やる気探しの旅は終わりがないのです

やる気の周期

もう一つ、私が理解していなかった点に、「やる気には周期がある」という点です。「英語を完全マスターする!」くらいのアゲアゲの時もあれば、「もはや英語なんてどうでもいいや…」なんて時もあるのが普通です。当たり前と言ったら当たり前なのですが、ここをしっかりと理解しているか否かで、英語学習を継続できるか確率が大きく変わります。

このやる気周期の”底”に近づいたときに、取る選択肢は基本的には2つしかありません。

このように模式化すると、「そりゃ、やる気がなくても続けた方がいい」と言うのは分かると思いますが、実際にやる気がない場面に直面すると、多くの人は学習を辞めてしまいます。

やる気がない時の乗り越え方

内なるモチベーションの重要性

大事なのは、「やる気がない時は必ず来る」という事を理解した上で、やる気がない時にどのように踏ん張るか、です。ここが英語学習継続のすべてと言っても過言ではないと思います。だからこそ、【やる気の源泉】壮大な夢を描こう【だから頑張れる】で述べた通り、あなたのモチベーションの根源を見つけることが大事です。このモチベーションは、外部からの刺激によって得たものではなく、あなた自身の内部から湧き出るものでないといけません。

やる気がある時は、英語学習自体をある程度楽しめているはずなので、何も考えずに粛々と学習を進めていけば良いのです。時間の許す限り学習を続けましょう。

問題はやる気が下がった時です。英語学習が嫌になった時です。気分が下がった時は、このやる気の低下がずっと続くように思えてしまいますが、時間の経過と共に必ずまたやる気は上がってきます。この気分が落ち込んだ時に、英語学習を辞めるか否かが勝負の分かれ目です。

この一瞬だけ、頑張ります。そしてこの一瞬を乗り切るために、あなたの英語に対するモチベーションをすべて捧げます。なぜ英語が必要か、なぜ英語を勉強する必要があるのか、英語を通して人生をどのように変えたいか、辛いのは変わらないかもしれませんが、この自問自答があなたがこの難局を乗り切るための唯一の方法だと、私は考えています。

少し抽象的で分かりづらいかもしれないので、ここでまた私の話を紹介しますね。

継続できた理由(体験談)

英語学習にコミット(専念)した3年は、朝4時に起きて(朝活についてはこちらの記事も参照ください)英語学習を続けていました。来る日も来る日も朝4時に起きて淡々と学習を続けていたのですが、ある時、英語の勉強が本当に「嫌」になった時がありました。これだけ頑張って勉強しているのに、相変わらず思うように喋れないし、聴き取りも不安定だし、文章読んでも知らない単語はごろごろ出て来るし、と言った具合に、自身の英語の上達が感じられないことで悩んでいた時期でもありました。ある朝起きて、毎日使っている参考書をまたいつもと同じように復習をしないといけないと思った瞬間、「もぉーー無理!もうやってらんない!!」と匙(さじ)を投げかけた時がありました。

多くの人はここで英語学習を諦めてしまうと思います。

ただ、その時に私には「英語で実現したい夢」がありました。これだけ「無理!」と思っても、英語学習を中断する選択肢はありませんでした。「英語学習の挫折」=「今の生活の繰り返し」が見えていたからです。そして、英語を通して心底それを変えたいと思っていました。

結局、辛い時期は2週間ほど続きましたが、通常の学習パターンから、英語多読(英語読書)に軸足をシフトさせることで、学習負荷を減らしながら、何とかこの難局を乗り切りました(【勉強がつらい時】多読という究極の学習法【注意すべき点もあります】も合わせて参照くださいね)。

最後に

いかがだったでしょうか。ポイントを以下に再掲しますね。

・「やる気満々が続く」という幻想を捨てよう
・「やる気には周期がある」ということを理解しよう
・やる気がない時は、「自身の根底となるモチベーション」と向き合うことで乗り切ろう

最後は精神論のように聞こえたかもしれませんが、長い英語学習で本当に辛いのは、ほんの一時期です。ですが、多くの方がそこに耐えられず挫折してしまいます。それは「精神力が弱いから」とか「根性が足りないから」ということではなく、やる気やモチベーションと上手く付き合えていないだけだと思います。

自身の体験で、「継続できた理由」を偉そうに語りましたが、私もそれ以前には数え切れないほど挫折を繰り返してきました。

本記事が、過去の私がそうであったように「英語学習を頑張りたいけど、思うように継続できない」という方に、少しでも役に立つことができれば、筆者としては幸甚です。

以上お付き合い頂きありがとうございました。

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