【習慣化】英学学習継続のコツ【これでダメなら諦める】

英語を学習している皆さんの中には、「覚悟を決めて勉強を始めたのになかなか継続しない」「勉強のモチベーションにムラがあり、勉強する時としない時の差が激しい」等で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。英語学習において、【習慣化】というのは、非常に大切なキーワードで、むしろ英語学習を習慣化できれば、学習ハードルの8割はクリアしたと言っても過言ではありません。そして、この【習慣化】に際して、一日の中でどのように時間を配分するかがとても重要になってきます。私も学習を始めた当初は、学習を継続できない自分に本当にうんざりして、何度となく英語学習を諦めようと考えました。そんな私が、英語学習の時間配分を決めて、それを習慣化し、学習を継続することによって、今では海外顧客と日々英語でディスカッション(協議)できるレベルに至りました。

本記事では、英語学習の継続に【習慣化】がいかに重要かという点と、それを実現するための具体的な時間配分について、ご紹介したいと思います。

習慣化とは

継続を阻害するもの【決断という脳への継続的負荷】

歯を磨いたり、手を洗ったり、お風呂に入ったり、これらは本来まぁまぁ面倒くさい作業ではありますが、多くの方はほぼ無意識に実行します。社会人の方なら、朝起きて出勤するまでの一連の準備を、主婦の方なら、洗濯・料理・掃除等の家事作業を、面倒くさいとは思っても都度やる/やらないで迷うことはないと思います。

ところが、こと英語学習になると、「やらない」という選択肢が頭をよぎります。せっかく朝早く目覚ましをセットして起きたのに、布団の中で「今日は辛いなぁ…、どうしようかなぁ、一日くらいスキップしてもあまり変わらないよなぁ…」などと考え、結局スキップしてしまった、という経験を皆さんもされたことがあるのではないでしょうか。私も過去数十回の単位で経験があります…。

この「起きる/起きない」「やる/やらない」という頭の迷いが大変問題で、「起きる」「やる」と決めた時ですら、人はその決断を下すのに脳に大きな負荷をかけており、決断による繰り返しの負荷は、継続学習の大きな障害となります。

この都度の決断を排除するのが、【習慣化】です。

一日の時間配分を決める【理想のパターン】

この【習慣化】を決定づけるために、一日の英語学習に充てる時間配分を決めてしまう事がとても大事になります。ここでは1年間の学習1000時間を目標として、平日/休日の時間配分の例を下記に示したいと思います。なぜ1000時間?と気になった方は下記記事も参照くださいね。
【参考】英語学習に必要な時間【2200時間】-日本人が英語を喋れない理由-

平日【朝60分+移動30分+昼15分+夜15分=2時間】

】1時間
ポイント】確実に時間が確保でき、かつ頭が明瞭な朝の時間を最大限利用します。学習の中核となる時間です。目覚ましをいつもより1時間10分早くセットし、10分間でコーヒーWake upした後、学習スタート。あなたの英語学習への情熱の8割をここに注ぎます。
学習項目】机の上で学習できる貴重な時間なので、文法や音読等に時間を使います。

移動】15分×2(往復)
ポイント】参考書を開けない状況が多いと思いますので、耳を使った学習がメインです。車/電車/チャリ/徒歩のいずれの通勤手段にせよ、この時間を使わない手はありません。
学習項目】朝、音読した教材やNVHラジオ講座等のリスニングを行います。

ランチ】15分
ポイント】45分~60分が一般的な昼休憩時間と思いますが、その内15分を英語学習に充てます。自身の経験上、15分程度ならば、サクッと終わるのでランチでもやる気が起きます。ぼっちランチを強く推奨。
学習項目】朝、音読した教材やNVHラジオ講座等のリスニングを行います。

寝る前】15分
ポイント】寝る前は記憶のゴールドタイムです。人は睡眠時に情報の整理を行うので、寝る前が最も脳の記憶に残ります。寝る前も15分ならサクッと終わるので、さっさと終わらせて寝よう、と意外と頑張れます。お酒を飲む方もほろ酔い程度なら気にせず学習しましょう。
学習項目】朝学習した文法事項のおさらいや、単語のチェック、音読等に時間を使います。

休日【朝3時間+夕方2時間=5時間】

】3時間
ポイント】最重要ポイントは、平日と同じ時間に起きる事です。朝起きない選択肢を自身から消して、習慣化を堅固にします。朝家族が起きるまでの時間をフル活用して、学習を進めます。
学習項目】平日同様、文法や音読をメインで学習しつつ、例えばシャドーイングにトライしたり、学んだ内容の実践としてオンライン英会話を利用しても良いかもしれません(シャドーイングの効果については【究極の学習法】シャドーイングの超絶メリット【やらないと損?!】も参照くださいね)。

夕方】2時間
ポイント】昼間は、自身の趣味や家族との時間に充て、夕方にまた学習を再開します。
学習項目】学習内容は朝と同じです。

以上を継続出来れば、一年間で1000時間を超えます。上記はあくまでも私の生活スタイルにおいて、最適化された配分ですので、通勤や勤務スタイル等、各々の都合を鑑みて、あなたなりにアレンジしてみてくださいね。また上記に加えて、家事や買物、風呂や入眠までの時間等、リスニングは本当に学習時間を増やしていくのに有効な手段なので、頭と耳が暇な時間を是非、有効活用してくださいね。

習慣化の効果【やらないことがストレス】

時間配分を決めたらそのパターンを死守することに自身の全神経を注ぎます。脳への「やった方がいいですか?やらなくてもいいですか?」と言う様な投げかけが無くなるまでが勝負です。特に始めのうちは辛いかもしれませんが、慣れるとルーティーンワークになり、そこまで苦痛でなくなります。そして直、あなたは逆にこの時間配分が達成できない場合に、大きなストレスを抱えるまでに至ります。ここまで来れば、あなたは英語学習の勝ちパターンに入ったと言っても過言ではありません。「一日の終わりに風呂に入るな」と言われるようなモノです。私も以前、家族で旅行に行った際に、どうしても英語学習時間が確保したくて、ホテルの部屋で早起きして学習していたら、さすがに家族に怒られた経験があります…

継続に向けた追加のアドバイス【学習ストレスの低減】

上述の通り、朝の学習を除きほぼ一日の学習はリスニングに費やすことになるのですが、このリスニングで多くの方が挫折するのが、自身のレベルよりも高い教材を使っている場合です。聞いて意味の分からない内容を繰り返し聴く事ほど、苦痛なことはありません。英語初心者で、これで学習が嫌になり、挫折する方を本当に多く見てきました。リスニングは聞いて少なくとも7-8割程度、できれば9割以上、理解できる教材を選びましょう。平日の学習パターンで、朝学習した教材をその日のリスニング教材に使うのはこの為です。またNVHラジオ講座も、「易し過ぎるかな」くらいの番組を選ぶことが、学習を継続させるには重要です。

最後に

英語学習は、特に初期においては、文法を学ぶ必要性があることから学習自体が退屈になりがちです。それに打ち勝つためにはある程度の”覚悟”は必要だと思うのですが、一方、精神論だけでは継続が難しいことは、私自身が嫌というほど経験してきました。だからこそ、適度な時間配分を設定し、それに基づき学習を習慣化することこそが、英語学習継続において何よりも大事である事を皆さんにお伝えしたかったです。最後に西洋の何某という哲学者が残したコメントで本記事を締めたいと思います。

人間の行動を支配するのは、習慣というバケモノなのだ

本記事があなたの英語学習の継続に、少しでもヒントを与えることが出来れば、それに勝る喜びはありません。

以上お付き合い頂きありがとうございました。

 

 

 

最新情報をチェックしよう!