【英語学習】挫折経験3選【立ち直れない】

英語学習を続けた来た人で、挫折の経験がない人はいません。アンケートを取った訳ではありませんが、断言します。みんな何かしらの挫折経験を持っているものです。問題は「その挫折をどう乗り越えるか」なのです。英語は学習を続ければ、必ず取得できます。諦めないことが唯一の答えです。

さて、本記事では私の「挫折経験3選」と題して、私の実体験を皆さんとシェアしたいと思います。他人の具体的なエピソードを聞く事で、「自分だけではない」「みんな苦労して学習を続けているんだ」と冷静になれるものです。今、つらい思いをしている皆さんの少しでも学習の励みになればと思い記事を書きました。

是非、最後までご覧くださいね。

 

挫折1:雑談すらできない

ヨーロッパ駐在中に、ある顧客の方から、その方の家への招待を受けました。それも私だけではなく、家族での招待です。とてもフレンドリーな方で、仕事でも良くして頂いていましたが、さすがに家への招待にはびっくりしました。妻とも相談し、好意を受けることにしました。

イギリス出身の彼女は、若干訛りのあるブリティッシュイングリッシュ。仕事を一緒にしているときから、「少し聴きづらいなぁ」という印象はありましたが、コミュニケーションは取れていたので、プライベートの会話もそこまで心配していませんでした

 

当日、その方の家に着くや否や、早速玄関から出て来て、大きなハグで迎えてくれました。二言三言交わしてから、家にお邪魔します。が、問題はそこからです。「私の家はここが素敵なのよ」というのを、一生懸命説明してくれるのですが、さっぱり理解できないのです。各部屋を回りながら、子供にまつわるエピソード話や、自分のお気に入りの時間の過ごし方の話が続きます。反応が無いのも申し訳ないので、理解できた内容に基づいて、ピンポイントで質問するのですが、その回答もまたわからない始末です

開始10分で、既に帰りたくなったのを今でも覚えています

先方は、ご主人とお子さんも在宅でした。家の紹介が終わり、少し落ち着いた後、ケーキや紅茶をごちそうになりながら談笑が続きます。が、「笑」の要素は私にはなく、先方の話を理解するのに必死です。更につらいのは、妻が時々私に通訳を求めて来ることです。海外赴任し、普段から英語で仕事をしている旦那は、きっと話をすべて理解しているだろう、という眼差しで見てきます。プライドもあるので、「こんなこと言っているよ」なんて説明しながら、実際は半分も理解できていません

途中から仕事の話に変わり、少しは理解ができるようになって行ったのですが、後半はただただ帰るタイミングを見計らっていました。せっかくご招待頂いたのに、先方に本当に失礼な話です。すみません。

さて、家に帰ってからは、ショックに打ちひしがれました。仕事では、普通に英語を使い、ある程度自信を持ち始めた頃だったので、「雑談」すらまともにできない自分にショックを受けたのです。それまで蓄積してきた英語学習は、何だったんだろうと、強い虚無感を覚えました。

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挫折2:児童向けの本が理解できない

仕事で英語を使っていたということもあり、大概の英語の書類は理解できると自負していました。体系的な英語学習も一段落して、多読を始めようと読み始めたのが児童向けの本

ネットで無料でダウンロードできるものを数冊ピックアップし、さっそく読み始めたのですが、思ったよりも内容が理解できずに焦ります。はじめは、選んだ書籍が特別なのかもしれない、ということで大して気にしなかったのですが、次の本を試しても、その次の本を試しても、やはり状況は変わりません。

そもそも意味が取れない単語がバンバン出て来ること自体が驚きでした。挿絵も入っているような児童向けの本です。おそらく現地小学生向けレベルの本だったと思います。サクッと数冊読んで、大人向けのペーパーバック(本)に向かおうと考えていた私は、非常にショックを受けました。小学生レベルの英語すら理解できないのかと…。

これはおそらく、自分の英語学習が、あまりにビジネス寄りに傾いていた為だと思います。ただ当時は、そんな自身の偏りなんて認識していませんでしたので、「児童書が読めない」=「英語初心者」くらいのイメージで捉えて、自分の英語レベルの未熟さを嘆いていました。ショックを受けた私は、しばらく「多読」という有効な学習方法から遠ざかることになったのです。

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挫折3:自分の言いたい事が伝わらない

顧客対応で一番つらいのは、何か問題が起こったときにその責任区分を顧客と協議することです。その協議の結果によって、個人では絶対に支払えないくらいの巨額のお金が動きます。それが故に、双方共に非常に神経を使いますし、ともすれば感情的にもなります。

さて、こちらも海外赴任時の話です。ある問題に対する責任区分に関して、双方の意見は平行線をたどり、決着が尽きません。上層部まで話が上がり、双方引けない状態のまま、現地(ヨーロッパ)側でマネージャーを含めた会議が催されることになりました。

当時、本問題の現地側担当者だった私は当然、会議の場で積極的に発言をすべき立場です。重苦しい空気感で始まった会議も、協議が続くにしたがって白熱していきます。

場の雰囲気に押され、なかなか発言できずにいましたが、何とか意を決して発言。すると先方からは、堰(せき)を切ったような反論が跳ね返ってきます。露骨な反論に内心腹を立てながらも、自分たちの主張を論理的に説明していったつもりでした。ところが、先方からは「あなたはさっきから同じ話を繰り返しているだけで、こちらの主張に対する反論になっていない」とバッサリ。その時はまだ、自分も興奮状態でしたので、「いやいや、そんなことはない!」と思っていましたが、協議は私そっちのけで進んでいったのです

会議後、現地マネージャーに確認したところ、「気持ちはわかるけど、確かに〇〇(私の名前)は同じ話を繰り返している感は否めなかった」と言われ、大変ショックを受けました。当時、私は自分に可能な限りの英語表現を尽くして、色々な言葉で説明をしていたつもりでしたが、先方を納得させられるだけの英語力が無く、自分が言いたいことを伝えられていなかったのです(協議の理解は正しく理解できていた様です)。

自分が馴染みないトピックであれば、諦めがついたかもしれません。しかし、当時自分はその担当者。日本語であればきっちり説明できたはずの内容です。「英語で言いたいことは伝えられる」と自信を持ち始めた時だっただけに、ショックでした。その後しばらく、英語へのモチベーションがだだ下がりしたのを覚えています。

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最後に

いかがだったでしょうか。

それぞれの挫折経験の後は、精神的にもつらく、英語の学習は低空飛行を続けていました。積み重ねて来たものが、実は思っていたよりもずっとずっと小さかった事に気づいた瞬間です。それでも、積み上げたものが無くなった訳ではありません。英語学習の素晴らしい点は、学習した事が何一つ無駄にならない事です

大きな挫折によって、英語へのモチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。時には休むことも必要かもしれません。でも、いつも胸に刻んでほしいのは、「英語を取得する唯一の方法は、学習をやめないこと」ということです。学習を続ければ、いつか必ず目標に辿り着きます。

本記事をきっかけに、皆さんが英語学習のモチベーションを取り戻し、再び目標に向かって歩き出す事を祈りつつ、記事を終わりにしたいと思います。

お付き合い頂きありがとうございました。

 

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