「英語がそれほど得意でないのに、会議で英語を話す必要が出てきた」「英語の会議でいつもあたふたしてしまう」「英語の会議が憂鬱だ」
今回はそんな方々に向けて、会議で”すぐに”使える英語フレーズを自身の経験と合わせて紹介していきたいと思います。できるだけシンプルで、かつ汎用性の高い表現を厳選しました。英語能力向上には、どうしてもある程度の年月が必要ですが、会議においては特定のフレーズを知っているだけで結構状況が変わってくるものです。
是非、本記事で紹介するフレーズを使って、会議を上手く乗り切ってくださいね。
Contents
- 1 フレーズ「10選」
- 1.1 I’m not following you:「わかりません」
- 1.2 I’m not sure if I understand correctly:「正しく理解できているかどうかわかりません」
- 1.3 Do you mean~:「~ということですか?」
- 1.4 What do you mean by that:「それはどういう意味ですか」
- 1.5 Could you say that again:「もう一度言ってもらえませんか?」
- 1.6 We have a bad connection:「回線状態が悪いです」
- 1.7 I didn’t catch the last part:「最後の部分が聞き取れませんでした」
- 1.8 That’s not what I meant:「それは私の意図したことではありません」
- 1.9 I’m afraid~:「残念ながら~」
- 1.10 Does it make sense:「理解いただけましたか?」
- 2 最後に
フレーズ「10選」
I’m not following you:「わかりません」
直訳すると、「あなた(の話)についていけてません」ですが、要するに「わかりません」ということですね。似たような表現に「I don’t understand」がありますが、少しぶっきらぼうな印象を与えるため、本フレーズの方がオススメです。
「わかりません」を伝える際に、日本語につられて「I can’t understand」にしてしまうと、「自分は(バカなので)理解できません」と言うようなニュアンスも出て来るので気を付けましょう。
いずれにせよ、理解できていないことをしっかりと伝えることが、ビジネスでのコミュニケーションにおいては最重要事項の1つなので、しっかり伝える様に心がけましょう。
I’m not sure if I understand correctly:「正しく理解できているかどうかわかりません」
こちらはある程度理解できたけど、自信がないときに使います。「I’m not sure if:~かどうか良く分からない」は他にも応用できる定番フレーズなので、覚えておくと便利です。
このフレーズの後に、「この理解で合ってますか?」ということを、次のフレーズを使って聞くことで会話のキャッチボールが続きます。
Do you mean~:「~ということですか?」
相手の主旨を確認するフレーズです。自分の理解に自信がない場合は都度、このフレーズを使って確認するようにしましょう。「くどいかな」なんて気にする必要は全くありません。むしろ、相手がこのように確認してくれると、自分の言ったことがきっちり伝わっているかを確認できるので、安心できるものです。
What do you mean by that:「それはどういう意味ですか」
「that」の部分に分からなかった単語を入れ込むとより具体的です。例えば、「What do you mean by “invisible wall”?:”見えない壁”とはどういう意味ですか?」という風に言えば、相手は具体的に分からない部分が分かるので、そこに焦点を当てた説明をすることができます。
Could you say that again:「もう一度言ってもらえませんか?」
聞き直す場合の定番フレーズです。似たフレーズに「Could you repeat that?」があります。私は昔「Could you repeat that again?」のように、ダブルで「再び」という意味を入れてしまっていたことがあります。一般に「もう一度」=「again」をイメージして、「again」を入れがちなので、本フレーズを使った方が間違いありません。
We have a bad connection:「回線状態が悪いです」
TEL会議の場合は、回線が安定しないことは良くあることです。明らかに回線状態が悪い場合は、上記フレーズを使うことで、聴き取れない理由が、回線状態に起因することを明確に伝えることができます。
I didn’t catch the last part:「最後の部分が聞き取れませんでした」
聞こえなかったところをクリアにしてあげることで、相手もすべてをリピートせずに済みます。「the last part:最後の部分」の部分は、「the first part:始めの部分」や「the middle part:真ん中の部分」という風に、置き換えて応用することができます。
特にTEL会議では、部分的に音声が途切れることは良くあるので、このフレーズを有効に使って聞き取れなった部分を相手に伝えるようにしましょう。
That’s not what I meant:「それは私の意図したことではありません」
自分の意図したことが伝わらなかった時に使う表現です。例えば、相手が先のフレーズ「Do you mean~」で理解の確認を求めてきた際、あなたの主旨とずれていた場合は、この表現を使って相手にその旨伝えます。
「what I meant:意図したこと」「what I mean:意図すること」は便利なので、フレーズとしてこのまま覚えておきましょう。
I’m afraid~:「残念ながら~」
相手にとって良くない事を伝える場合に頭言葉として使います。
「I’m afraid I don’t agree:残念ながら賛成できません」「I’m afraid I can’t answer that right now:残念ながら今すぐ回答できません」「I’m afraid so:残念ながらそうです」「I’m afraid not:残念ながら違います」等々、なにせ冒頭に付けておけば、それだけでグーンと丁寧な印象を与えることができるので、便利ですよ。
簡単で便利な割に、使えている日本人は少ないです。是非、有効活用してくださいね。
Does it make sense:「理解いただけましたか?」
相手の理解を確認するフレーズです。別の表現に「Do you understand?」がありますが、少しストレート過ぎて失礼になる場合もあるので、少なくてもビジネスでは避けた方が良いです。
ちなみに私は過去、「Can you understand?」という表現を日本人が使っているのを聞いて、肝を冷やしたことがあります。「can」は能力を示す表現で、「理解することできた?(あなたの頭では難しかった?)」的な印象を与えかねないので絶対に避けるようにしましょう。
最後に
いかがだったでしょうか。
私はその昔、フレーズを集めた書籍を購入して一生懸命覚えようとしていたのですが、ボリュームが多く、類語表現もすべて覚えようとした結果「どれも使えない」という事態に陥りました。本が悪い訳ではなく私の学習法がまずかった訳ですが、その時の教訓から「まずは1つの表現を覚える。それが使えるようになってから類語を覚える」という風に決めました。
今回紹介したフレーズはどれも、会議で使用頻度が非常に高いフレーズばかりです。10個だけなので、覚えるのもそこまで大変ではないと思います。是非、「音読」および「瞬間英作文」を十分行って、実際の会議に役立ててくださいね。
以上お付き合いいただきありがとうございました。