「英語を学習する時間がない」「少しでも英語の勉強時間を増やしたい」「もっと気軽に英語に触れていたい」
そんなあなたにオススメなのが、生活の一部に英語を取り入れることです。大層に聞こえるかもしれませんが、できるところから変えていけば、「塵も積もれば山となる」で、いずれ大きな成果につながりますよ。
特にオススメしたいのが、「スマホの言語設定を英語に切り替えること」です。あるデータによると、一日のスマホ利用時間は「2時間以上3時間未満」※が最も多いそうです。この時間を英語に触れる時間に充てない手はないですよね。
本記事では、スマホ英語化のメリットと注意点について解説します。私のiPhoneはもう長いこと英語設定になっており、今は特にストレスはありません。ただ昔は英語に切り替えたものの、英語表示のストレスからすぐに日本語に戻してしまったという苦い経験もあります。その際の教訓も含めてシェアしますので、スマホを英語に切り替えようと考えている方は、是非最後までご覧くださいね。
出展:”IT media mobile 「スマホの利用時間トップは「2時間以上3時間未満」 MMDの調査 」”
Contents
設定の仕方(iPhone)
iPhoneのみになりますが、設定の仕方を図解しておきますね。
【設定】>【一般】>【言語と地域】>【iPhoneの使用言語】>【English】
スマホを英語にするメリット
知らない内に単語を覚えられる
例として、設定画面における「日本語」⇔「英語」を比較してみました。いくつかポイントをピックアップしてみたいと思います。
Airplane Mode
・「機内モード」のことを「Airplane mode」と言います。言われればしっくり来ますが、「機内モードを英語で何というか?」と言われると意外と回答は難しいのではないでしょうか。この「Airplane mode」、機内アナウンスでも使われますよ。
Your portable electronic devices must be set to “airplane” mode until an announcement is made upon arrival.
“埼玉県大宮の英語教室 トラベル英会話:フライトアテンダントや機長はどんな英語を使っているのか?”より引用
日本語風のアナウンスで訳すと「到着時にアナウンスがあるまでは、お持ちのポータブル電子機器を”機内モード”に設定頂くよう、お願い申し上げます」と言った感じですね。知っておくと便利です。
Personal Hotspot
日本語では「インターネット共有」と訳されていますが、「テザリング」と言った方がピンと来る方が多いかもしれません。自分のスマホ電波を使って、他のスマホや電子機器をインターネットに接続する機能ですね。
「hotspot」とは、Wifiを使用してインターネットにアクセスできる場所のことで、海外に行くとよく目にしますよ。
Do Not Disturb
「おやすみモード」のことですが、慣れないと英語表示で見つけるのに苦労するかもしれません。
この「Do not disturb」ですが、他に良く使われるシチュエーションがあります。ホテルで部屋に入ってほしくないときに、ドアノブにかける札に書いてある「起こさないでください」「入室しないでください」に対応します。「disturb」自体は「乱す・邪魔をする」の意味がありますから、
スマホ:「Do not disturb」=「おやすみモード」
ホテル:「Do not disturb」=「入室しないでください」
になる訳ですね。
上記は一例ですが、普段の生活の中で知らず知らずのうちに英語の語感を身に付けることができるのが、スマホを英語設定にする大きなメリットです。
英語モチベーションUPになる
「英語のモチベーションを上げるにはどうしたら良いか?」という質問に、「英語に触れる時間を増やす」と言うのが、一つの回答になると思います。
これは自身の経験に基づく話ですが、その昔1日15~30分程度、気が向いたときにだけ英語学習をしていた頃は、英語に対するモチベーションは総じて低かったです。正確に言うと、やる気が上がった時だけ学習をしていたので、その一瞬はモチベーションがあるのですが、それが継続しません。参考書も次回開いたときには、前回の内容を忘れている始末なので、自身が学んだことが積み重なっている感覚がありませんでした。
一方、英語学習に集中していた時は、平日で3~4時間、休日で7~8時間ほど英語の勉強をしていました。この時の感情は「英語にうんざり!」ではなく、「もっと学びたい!」「知らないことを少しでも減らしたい!」でした。「英語漬け」という状態が、更なる知識欲を刺激し、モチベーションUPにつながっていたのです。
さて、前置きが長くなりましたが、スマホを英語にすることで、英語に触れる時間は確実に増えます。もしあなたが毎日、英語の学習をしっかりと行っているのであれば、スマホの英語化と合わせて、「英語漬け」という感覚を味わうことができるでしょう。そしてそれは、あなたの英語学習へのモチベーションUPに寄与してくれるはずです。
英語スマホの注意点
慣れないスマホでは行わない
これは私が失敗した事例です。新しいスマホ(ihpone)に切り替えた直後に英語設定にしたのですが、まだどこに何があるかをしっかり把握していない状態だったので、慣れない英語表記を参考に必要な操作をこなす必要がありました。だいたいスマホというのは、簡単にかつスピーディに操作ができるからこそ便利なのですが、1つ1つの操作に時間がかかっていては、そのメリットも台無しです。結局、そのストレスに耐えられず、当時日本語に戻してしまったという苦い経験があります。
少なくとも半年以上は使用しているスマホで適用しましょう。どこに何があるかをある程度把握しているからこそ、英語⇔日本語のリンクが自然と出来るようになるのです。
分からなくなった場合はすぐ日本語に戻す
例えば、説明書を読みながらスマホの設定をする、というようなシチュエーションは結構あると思いますが、この際「説明書が日本語なのにスマホは英語」というのは、なかなかストレスが溜まります。そんなときは無理をせず、日本語モードに切り替えることをオススメします。
最近は英語版の説明書が付属しているケースも多いので、余裕があればチャレンジするのも良いと思いますが、大事なポイントは「無理をしないこと」です。特に、英語モードに切り替えた直後は、慣れたスマホといえども、見慣れない英語表記にある程度のストレスが溜まるものなので、焦らずに徐々に慣れていく、という気持ちで気長に取り組みましょう。
アプリも必要に応じて日本語へ
英語モードでアプリをダウンロードすると、通常、英語版のアプリがダウンロードされます。初めてのアプリを英語で使うというのは、英語が得意な方を除いてやはりハードルが高いと思いますので、「難しい」と感じたらアプリごとに日本語設定に切り替えるようにしましょう※。そのアプリに慣れたら、英語に戻す事で英語⇔日本語のリンク付けができるようになります。
※アプリによっては、同一アプリの中で言語を切り替えられるものと、英語/日本語でアプリが別になっている場合があります。適宜、ご確認の上、対応くださいね。
メッセージは一回はしっかりと読む
例えば新しいアプリをダウンロードすると、スマホがそのアプリの通知設定についてユーザの許可を求めるポップアップメッセージが現れます。英語だと読むのが面倒くさくなりますが、出て来るメッセージの種類は限られていますので、新しいメッセージは一回はしっかり読んで内容を理解するようにしましょう。2回目以降は、「例のメッセージ」ということで、読み飛ばすことができます。
面倒くさいからと言って適当に回答していると、それ自体がストレスの原因になりますし、そもそも意図しない設定になってしまうリスクがあります。
最後に
いかがだったでしょうか。
英語力UPに関して、この記事を読む前から「スマホを英語にするといいよ」というアドバイスを聞いていた方も多かったかもしれません。ただ、実際にスマホを英語設定にしている人は多くありません。何となくで始めたものの、思ったよりもストレスですぐに日本語に戻してしまう人もいますし、そもそも設定を試みない人も多いです。
ただ英語学習はいかに、英語に触れる時間を増やすかが勝負です。本記事の注意点を考慮しながら、是非「英語スマホ生活」を始めてみてくださいね。
以上お付き合い頂きありがとうございました。