サラリーマンが英語学習によって得られる5つのメリット【コスパ最高】

私は現在、日系企業で海外顧客と毎日英語でWeb会議を行ったりメールや契約書を作成したり等、英語をバリバリ使った業務を行っています。そう言うと帰国子女か、元々英語が得意な人のイメージを持たれるかもしれませんが、そんなことは全くなく、入社当初は英語とは全く無縁の一般的な社員でした。それどころか自身に自信がなく、特に目立つ能力もなく、やる気も活力もない、所謂ダメ社員だったと思います。毎日が本当に苦痛で仕事を辞める事ばかり考えていたことを今でも覚えています。そんな私の状況を一変させたのが英語でした。英語が話せるようになってから、仕事の種類が変わり、周囲の目が変わり、役職が変わり、そして何よりも自分自身が変わりました。サラリーマンが英語取得によって得られるメリットは計り知れません。本記事では、私自身の実体験に基づき、サラリーマンによって得られる具体的なメリットについてご紹介したいと思います。

英語学習のモチベーション維持

なぜ英語学習が続かないのか?

学習を続ける上でモチベーションの維持は非常に大切です。皆さんの中には、みなぎるやる気と共に参考書を準備して学習を始めたものの、数週間しない内に当初のモチベーションは下がり、次第に学習をしない日が増え、最終的には購入した参考書は本棚(Book off)へ、という方もいらっしゃると思います。なぜ英語学習は続けることが難しいのでしょうか。それは、英語学習によって得られる明確なメリットが見えていないからだと思います。「英語が流暢に話せたらカッコいい!」とか「映画を字幕なしで観たい!」とか、漠然とした憧れで学習を開始した人の99%が挫折します。忙しいサラリーマンが学習を継続するには、それによって得られるメリット、それこそ人生を変えるようなメリットが必要です。そして、英語学習にはそれがあります。

英語学習で得られる5つのメリット

では早速、英語学習で得られる圧倒的なメリットについて下記に紹介していきたいと思います。

メリット1:代替の効かない人材になる【特権階級】

現在、日本の企業で英語がビジネスレベルで使える人材というのはごくごく限られています。これは言語学的に、日本語が英語と対角に位置する言語であるという事実に起因するため、今も昔も、そして将来も変わらないと思います。一方、世界はグローバル化し、日系企業も海外企業とビジネスをしないと成立しない時代になって来ました。そこで何が起こるかというと、圧倒的な人材不足です。「海外事業を拡大したいけれども英語が話せる人を十分に確保できない」「海外とビジネスを行っているが、英語の壁でコミュケーションに苦慮している」等の都合で、英語取得者に対するニーズは本当に大きく、そして今後も更に拡大していくと思います。

上記環境下において、英語が話せる人材というのは企業からすれば喉から手が出るくらい確保したい人材であり、また一度確保した人材は失いたくありません。そして、英語を使った業務というのは一般に代替が効きません。英語のWeb会議を担当していた人が「会社を辞めます」となった場合、会社は社内・社外から人を探すことになりますが、上述の通り簡単に見つかりません。「あなたにしか出来ない」という特殊性が、あなたを代替の効かない人材にし、会社内においてあなたを特権階級に引き上げます。

メリット2:仕事が楽になる【拒否権】

誰にでも出来る仕事をこなしている限り、あなたの社内での競争は激しいままですし、上からの扱いも雑になり消耗します。同じ仕事でも、Aさんに頼めば3日で出来るのに、あなたが「4日必要です」と回答したら、上司は納得しないでしょうし評価も下がります。誰でも出来る仕事は、比較対象があるだけに、質・納期共に厳しく評価され、これが日々の消耗に繋がります。

一方、英語が出来たらどうでしょうか。英語でのドキュメント作成を上司から依頼され、それをあなたがこなす場合、納期も質も比較対象がないため、ある意味であなたが基準になります。さすがに1日で出来る仕事を1週間、とは出来ませんが、3日で出来る仕事を4日と答えても上司は「まぁ、そんなものか~」となり了承してくれる可能性が高いです。その1日を利用してあなたはドキュメントの質を上げてもいいですし、新たな提案の立案を考える時間に充てても良いですし、定時に帰っても良いのです。

更に、あなたが代替の利かない人材であれば、上司はあなたの意見や意思をある程度、尊重せざるを得ません。下手な扱いをして、優秀な部下が辞めれば上司も経営陣から何を言われるかわかりません。理不尽や無理難題な依頼に対して、NOということも実質出来てしまうのです。

メリット3:周囲の態度が変わる【錯覚資産】

錯覚資産という言葉をご存じでしょうか。『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』というベストセラーで定義された言葉で、一つが優れていたら、ほかも優れているんだろうと勝手に能力を底上げしてくれる資産のことです。英語が出来るとそれだけで優秀と思われてしまうのです。2ch創設のひろゆき氏が以前、「英語が出来るだけでバカな奴が多いんだよなぁー(それでも彼らは評価される…)」というような主旨のコメントをしていたと思いますが、裏を返せば能力がなくても英語が出来れば評価されてしまうという現実を表していると思います。周囲があなたを優秀だと判断すれば、敬意を払って接してくれますし、一目置かれる存在となります。

メリット4:転職に圧倒的に有利になる【外資への道】

これは良く言われることですが、本当にそうです。転職サイトに登録すると、溢れんばかりのオファーが来ます。希望の連絡方法を”メール”と記載しているにも関わらず電話がかかってきます。数が多すぎてすべてに目を通す時間がないほどです。実際の転職に際しては、当然他の部分も見られますので、英語が出来ればオールオッケーとはなりませんが、圧倒的に有利なのは間違いありません。また英語が出来れば外資への道も開けます。外資への就職で給料が倍になりました、というような例はよく聞く話ですし、給与にこだわらなければかなり自由に働ける環境が外資という選択です。前述した通り、日本人で英語をビジネスレベルで使いこなせる人は本当に少ないため、(海外展開している)企業はどこも英語ができる人材を強く欲しています。

メリット5:昇進に有利になる【年収1000万への道】

 

※「PRTIMES ”英語レベルと年収 実態調査(エンワールド・ジャパン株式会社)”」から引用

英語と年収にはクリアな相関があります。上図は英語レベルと年収の分布を示したグラフになりますが、ビジネスクラスの英語を使いこなす人の約半数が年収1000万円以上であることがわかります。因果関係(どちらがニワトリで、どちらがタマゴか)は判断が難しいですが、

(1)英語が出来るから機会が与えられ給与が上がった。

(2)役職が上がったため(給与が上がったため)、求められる英語力が上がった

両方ありえそうです。少なくとも英語が出来ない限り高い年収を望めない、ということはこの調査結果からわかりますね。私の会社でも、上へいけばいくほど英語が出来る人の割合が多いですし、実際TOEICの点数が昇進の条件にもなっている様です。

 

最後に

英語が出来ることによるメリットをまとめて来ましたが、いかがだったでしょうか。私自身、英語学習によって多大なメリットを享受してきて、英語は本当にコスパの良い投資だと感じています。具体的なメリットに関しては上述の通りなのですが、私が一番に得たことは実は自分自身に対する「自信」だったりします。この自己肯定感はすべての行動に対しての原動力となり、人生を変えます。

皆さんも是非、英語学習を継続して人生をより良いものにしてくださいね。

以上、お付き合い頂きありがとうございました。

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