「朝起きるのが辛い」「仕事を辞めたい」「もっと自由に生きたい」。サラリーマン(OL)の方なら、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
「嫌な上司」「満員電車」「深夜までの残業」…日曜日の午後を過ぎると、翌日以降の仕事が頭をよぎり始め、夕方にもなると憂鬱で既に休日を楽しめない、そんな方もいらっしゃるかもしれません。
私も現役サラリーマンですが、数年前までは、「仕事を辞めたい」と思わない日はないくらい憂鬱な毎日を過ごしていました。仕事のつらいことばかりが、頭の中をグルグル回り、朝ベットから起きるのが本当につらかったです。
サラリーマンとして働く以上、この憂鬱から逃れることはできないのでしょうか。
本記事では、自身の経験を元に、憂鬱なサラリーマン生活から逃れる方法について、解説していきます。現状を変えたいと考えている方は是非ご参考にしてくださいね。
Contents
なぜサラリーマンはつらいのか
解決方法を考える上で、まずサラリーマンがなぜつらいのか、ということについて改めて考えてみます。
サラリーマンが辛い理由
上司は絶対
半沢直樹の世界では、果敢に上司に反発する場面が幾度となく出てきますが、現実世界では上司に逆らうことはご法度(はっと)です。上司は絶対です。それゆえに、嫌いな上司の、意にそぐわない指示に従うストレスは尋常ではありません。
業務上のプレッシャー
(パワハラ)上司に、執拗にフォローを受けたり、顧客から無理難題なリクエストを受けたり、業務に関わるプレッシャーは時に、精神を病む原因にもなりえます。ストレスから、夜寝れない、夜中に目覚める等を経験された方も多いと思います。
時間が拘束される
サラリーマンは会社に一定の時間を確実に拘束されます。少し体調が悪かろうが、雪が降っていようが、毎日決められた時間に出社しないといけないプレッシャーは、常に重く心にのしかかります。
勤務場所を選べない
転勤の辞令が発動されれば、地方であれ、海外であれ、従わざるを得ません。転勤の可能性のあるサラリーマンは、夢のマイホームすら、安易に購入できません。
本当につらいこと
多くのサラリーマンが抱える憂鬱の中で、何が一番つらいかと言うと、1年後も、5年後も、10年後も、上記問題を抱えた状況は変わっていないであろう、という将来への暗い展望です。
日々、憂鬱を抱える中で、それが半永久的に続くという絶望感こそが、サラリーマンの憂鬱の本質だと思います。
無限ループから抜け出すために
では、どうすればこの憂鬱から抜け出せるのでしょうか。
それは、「スキルをもつこと」です。他者が”容易に”真似できない、自身固有のスキルを身に付けることがこの無限ループから抜け出す大きなステップです。
なぜ、スキルを持つことが大事なのでしょうか。それは、「選択肢をもつこと」につながるからです。前述した通り、サラリーマンの憂鬱は、今の状態が未来永劫(えいごう)続くという悲観から来ています。それは現在の勤め先/勤務内容が変わらないということが大前提になっていますが、スキルを持つことで、
・転職をする
・起業する
・フリーランスとして働く
等の選択肢が現実的に見えてきます。そうすると、同じ会社・同じ職場で働いていても、その精神的なプレッシャーの感じ方は異なって来ます。「最悪、転職しよう」「最悪、独立しよう」と考えられると、本当に気持ちが楽になります。嫌いな上司も、態度の悪い取引先も、日々課されるノルマも、逃げようと思えば逃げれる、という状態にしておくと、心にゆとりが生まれます。選択肢を持ち、なお、つらければ本当に辞めてしまえば良いのです。
どんなスキルを身に付けるべきか
では、具体的にどのようなスキルを身に付けるのが良いのでしょうか。ポイントは、「他人が簡単に真似できない」ことです。そうゆう意味においては、営業的なスキルやITに関連するスキルでも、要件を満たせば何でも良い訳ですが、数あるスキルの中で本サイトがオススメしているのは「語学」、特に「英語」です。それは、英語が
(1)努力次第で誰でも取得可能で
(2)日本においては希少性があり、
(3)グローバル化に伴い需要が増加し続ける言語
だからです。
(1)について、例えばプログラミングやマーケティング、営業スキル等は、個々の能力に依存するところが大きいです。適正のない方がプログラミングを取得しようした場合に、努力ではカバーし切れないハードルが存在します。もしかしたら、最後まで取得できない可能性すらあるかもしれません。
一方、英語は、日本語の読み書きができる人であれば、誰でも努力次第で取得可能です。そして、努力に比例した効果が表れます。努力が報いられる世界なのです。
(2)について、言語学的に、英語は日本人にとって最もかけ離れた言語のひとつです。それゆえに、日本人が英語を取得することが難しい訳ですが、だからこそその希少性が高く評価されます(「英語学習に必要な時間【2200時間】-日本人が英語を喋れない理由-」で詳しく解説しているので、もしよかったら参考くださいね。)。
(3)について、グローバル化はなお拡大し続け、日本人が世界とビジネスをしていくことの必要性は高まり続けています。「英語を取得した頃には、需要がなくなっていた」なんてことはあり得ません(ちなみに、自動翻訳機によって、「英語の必要性がなくなるのでは?」と気になる方は、【英語の将来】自動翻訳機が出来ても英語が必要な3つの理由【Google翻訳に出来ない事】も参照くださいね)。
つまり、英語は
(1)個々の能力に依存せず取得でき、
(2)現在、確実にその需要があり、
(3)将来にわたってもその需要拡大が見込める
スキルなのです。こんなスキルなかなかないですよね。
自身の経験
英語の学習を始めた当時は、「英語をマスターすれば人生が変わるはず」という漠然とした希望の元、つらいサラリーマン生活を送りながら、歯を食いしばりながら猛烈に英語学習を続けました。そして、今、英語で海外顧客と毎日ディスカッション(協議)をする自分がいます。
現在、転職サイトに登録すれば、(実際に受かるかは別として)条件の良いオファーが溢れるほど来ますし、最悪独立しても何とかなる、という自信をもって、サラリーマン生活を送っています。
ただ今のところ会社を辞めるつもりはありません。それは、英語のスキル化によって、当時あれほど逃げたかったサラリーマン生活そのものが変わったからです (サラリーマンが英語学習によって得られる5つのメリット【コスパ最高】も参考ください)。
現状を打開するのに、安易な方法はありません。でも、努力をすれば確実に報われる世界があります。今の状況を変えたいと本気で願うのであれば、腰を据えて取り組むことを強く強くオススメします。
最後に
「英語だけできても・・・」と言う人がたまにいますが、そんなことは決してありません。ビジネスレベルの英語をきちんと取得できれば、それは立派なスキルです。英語によって、あなたの選択肢が広がります。英語によって、通常では得られない経験ができます。そこから広がる新しい出会いがあります。英語を通して、強い自己肯定感が得られます。そして、それは新しい挑戦への自信となります。英語は人生を変えてくれます。
本記事をきっかけに、一人でも多くの方が英語というスキルによって、憂鬱なサラリーマン生活を抜け出し、新たな人生を歩むきっかけとなれば幸いです。
以上お付き合い頂きありがとうございました。